クリニック院長からのご挨拶

福田クリニック院長

福田 恒也

 

公益社団法人

日本精神神経学会認定

精神科専門医

 当クリニックは、生物・心理・社会的モデルの考え方に従って、1994年の創設以来、薬物療法(脳の化学)と精神療法(こころの科学)とのバランスのとれた診療を目指してまいりました。おかげさまで今日まで活動を続けられたことに深く感謝いたします。

 診療室から世間を見ていても、近年の社会環境や労働環境の変化に伴って精神医療も大きく様変わりしています。テレビや新聞などでも精神的な障害について取り上げられているのをよく目にします。ことにうつ病についてはその対策に国を挙げて取り組まれるようになりました。薬物療法の進歩や脳科学的研究方法の進歩もめざましいものがあります。とはいえ日常診療に利用できるものにはまだ限りがあり、どうしても人の力に依らざるを得ない部分が大きいのが現状のようではありますが。

 当クリニックもこれらの変化に対応すべく、社会問題のひとつとなっている働く人のうつ病問題に対して、その人個人に対する治療だけではなく、各職場の復帰支援システム全体の中で、主治医の立場からできることは何かを考えながら取り組んでいこうという想いを新たにしているところです。

 これからも、精神医学と臨床心理学との協力・連携の上に立ち、皆様の役に立つ精神療法とは何かを皆様と一緒に考えていこうと思います。


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